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熱帯綺羅

2016年10月3日

歴史と自然が共存する海浜公園 ラブラドール自然保護区

都会の喧騒から少し離れたシンガポール南端に位置する緑溢れるオアシス「ラブラドール自然保護区」。MRTサークル線のラブラドール・パーク駅に直結し、ケッペル湾に面する周囲がおよそ2.1キロの自然公園です。

 

公園全体を歩いて回るには3時間ほどを要しますが、園内にはいくつかの遊歩道があり、アレクサンドラ庭園遊歩道やベルレイヤーマングローブ遊歩道など1時間以内に回れるトレイルコースは初めて訪れる方でも気軽に楽しめます。ほとんどのコースが平坦で、車いすでもアクセスできる緩やかな道となっていますが、最寄り駅からラブラドール公園へ抜けるコースは多少の高低差があります。また戦跡散策のコースは坂道が続くので、歩き慣れている人向けとなります。

 

公園全体が自然保護区となっているため、自然散策や戦跡散策をはじめ、バードウォッチングや釣り、バーベキューを楽しみに訪れる人々から、エクササイズ等を日々楽しむ周辺住民にまで幅広く利用されています。

 

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日曜の昼下がりに釣りを楽しむ親子。アイゴ、マス、テンジクダイ、バラクーダなどが釣れるという。ケッペル湾をパノラマで見渡せる絶好の場所で、早朝から太極拳やトレーニングに勤しむ人々の姿も多くみられる。

 

絶滅危惧種の生物が多く存在する自然の宝庫

この自然保護区にはシンガポールの固有種や絶滅危惧植物の約40%が生息しています。熱帯地域を主な生息地とするヒヨドリ、青い毛並とオレンジ色の口ばしが特徴的なブッポウソウなど、岩場やマングローブの河川などにおよそ50種類の動植物、30種類以上の蝶や70種類以上の鳥類が生息しています。

 

散策中にムクドリモドキやシキチョウのさえずりを耳にしたり、素早く木を登るリスが見られたり、時には2メートル程のオオトカゲに遭遇したりするなど、街では珍しい多種多様な動植物を目にすることができます。

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園内にはリスや猿、運が良ければ海で泳ぐカワウソも見られる。National Parks Boardの徹底した管理で、汚染を防ぎ、良い環境が保たれており、生態系を壊さずに自然を保全する努力が垣間見られる。

 

公園を管理する国立公園局(National Parks Board)の広報担当のチュア氏によると、20名程度の人数が集まれば専門家によるガイドの手配が可能とのこと。同氏は「レクチャーを通して我々の生活に必要な資源の価値を理解し、環境や自然保全について関心を高めるきっかけにしてほしい。今後もより多くの人が訪れる場所になるよう願っています」と環境保全への取り組みを普及させたいという思いを伝えてくれました。

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