2019年3月8日
プーリア州ロコロトンドの 郷土料理が楽しめる イタリア料理店
カルーソ・イタリアン・レストラン
ダウンタウンライン・シックスアベニュー駅に隣接したショップハウス1階にあるCaruso Italian Restaurant。駅の出口を出るとすぐに黒地に赤のCarusoというロゴが目に入ってくる。週末は閑静な住宅街の住民がのんびりと集うイタリア料理店だ。
「カルーソ・イタリアン・レストラン」のオーナー、レオナルドさんは南イタリア地方のアドリア海に面したプーリア州バーリー県にあるロコロトンド出身。「イタリアの美しい村百選」にも選ばれた小さな旧市街ロコロトンドは、イタリア語で“丸い場所”という意味の通り、標高410メートルの丘の上に白い建物が円形に広がる美しい街です。「ここの名物料理はラム料理と、豊富な魚介類を使った料理だ。ユネスコの世界遺産に登録された、とんがり屋根のトゥルッリのマークが付いているメニューが僕の故郷の料理なんだよ」と、レオナルドさん。
幅の広いリボンのような形をした手作りパスタ、パッパルデーレとラム肉を8時間じっくり弱火で煮込んだソースを和えたPappardelle al ragù di agnello(S$26.50++)は特に自慢の一品。濃厚なソースとの相性が良いと言われるパッパルデーレにピッタリのラグーで、肉がホロホロと崩れながら旨味が一気に口いっぱいに広がる美味しさに仕上がっています。また、平打ちパスタのタグリオリーニにエビ、イカ、ムール貝などたっぷりの魚介を使ったトマトソースを和えたTagliolini alla marinara(S$26.00++)は日本人にも人気のメニュー。トマトの酸味とピリッとした辛さ、そして魚介の出汁のコンビネーションが食欲をそそります。
さらにプーリアの名物と言えば、たこ。Insalata di polipo e patate (S$25.00++)は非常に柔らかく焼きあがっていて、炭火の風味をじっくり楽しみたい一品。当店はセットメニューが人気で、平日ランチは2コース(S$26++)、3コース(S$30++)から選べます。平日ディナーは4コース(S$54++)でワインペアリング(S$84)にすることもできます。一押しのメニューはサンー・ブランチ大人(S$54++)、小人(S$28++)で、ハウスワインとプロセッコの飲み放題も(S$84)とリーズナブルな価格設定です。ふらっと近所に出かける感覚で日曜の午後をゆったり過ごすために是非訪れて欲しいレストラン。
特別感のある2階席へ
ビジネスユースには2階席がお勧め。壁にはオーナーのレオナルドさんの故郷ロコロドンドや、隣町アルベロベッロのトゥルッリなどの写真が飾られています。収容人数は約30名までで、予算と好みを伝えればセットメニューのアレンジもしてくれるそうです。
おすすめメニュー
アンガスビーフ(250グラム)は牛肉のたたきのような焼き上がり。お皿にかかった熟成バルサミコ酢を肉に付けて食べると更に美味。
ブラタチーズはフルだと300グラムあり、ボリューム満点なのでシェアがお勧め。フレッシュチーズの風味が楽しめます。