シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第30回 効果的なカスタムオーディエンスの作成方法

Facebookビジネス活用

2020年2月16日

第30回 効果的なカスタムオーディエンスの作成方法

カスタムオーディエンスとは?

 特定のお客様などに効果的な告知ができるサービス「カスタムオーディエンス」をご存知ですか。Facebookマーケティングの中でも、最も効果的にターゲットを作成できるのですが、まだ活用されている方は少ないと思います。今回はいくつかあるカスタムオーディエンスの中から、自社のデータベースやお客様情報などを利用して独自のターゲットを作成する方法について解説していきます。
 
 カスタムオーディエンスの最大の強みは、お店などで発行しているスタンプカードや、オンライン予約の際に入手したお客様データなどを活用し、ターゲット化した方々に対してFacebook広告を配信できることです。
 

カスタムオーディエンスの設定方法

 まず、Facebook広告マネージャのメインメニューから「オーディエンス」を開きます(左上にあるFロゴ横)。
 「オーディエンス作成」の中から「カスタムオーディエンス」をクリック、その後「カスタマーリスト」をクリックして下さい(「LVCを含まないファイルを使用」をクリック)。
 
 その後「オリジナルデータソース」の入手先を選択します。Eメールアドレスや携帯電話番号が入ったエクセル、CSVなどのお持ちの顧客情報を選択します。
 
 その後は作成中のカスタムオーディエンスの名称を入力の上ファイルをアップロードして下さい。もし顧客情報をエクセルなどに入力しておらず、ワードなどのテキストファイルで管理している場合には「コピーして貼り付け」を選択し、Eメールアドレスや携帯番号などを「Box」にコピー&ペーストして下さい。
 
 アップロードが完了すると最上段に入力した名前のオーディエンスが作成されます。顧客データがアップロードされると、Facebookのアカウントを持っているデータを自動認識していきます。アップする顧客データの数にもよりますが、通常2時間程で自動認識作業が完了し、作成したオーディエンスの「サイズ」に数字が表示されます。個人情報の関係上、詳細情報は見られませんが、自動認識された数だけ、Eメールまたは携帯番号を利用している方がFacebookに登録していることがわかります。
 

カスタムオーディエンスの活用方法

 作成したカスタムオーディエンスは既存顧客へのプロモーションの情報発信や新店舗の開店情報等、既に親密度の高い既存来店顧客に対してのキャンペーンやプロモーションの告知に有効です。
 日常的に使用しているために変更することがあまりないEメールアドレスや携帯電話番号は、特定の顧客をターゲティングすることに最も確実なデータです。スタンプカードや顧客情報を入手する際にそのどちらかを記載していただくいただくことは本当に重要で、その情報を得ることが将来に繋がる自社独自の顧客のターゲット化へとつながっていくのです。
 
 次回は作成したカスタムオーディエンスを元にFacebookが持っているデータベースから同じ趣向や興味を持っている方々をターゲット化する方法について紹介していきますのでお楽しみに。
 


菅 和義 (すが かずよし)
Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru), Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
 
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