シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第29回 Facebook広告の審査が通らない理由

Facebookビジネス活用

2020年1月11日

第29回 Facebook広告の審査が通らない理由

 Facebook広告を出稿しようとしたら却下された、という経験をお持ちの方も多いのでは?Facebookは無料で使えるプラットフォームですが、広告ポリシーが定められています(www.facebook.com/policies/ads)。かなり細かく定められていますので、違反した場合は広告の出稿が出来ません。最悪の場合ですと、広告アカウント自体が停止される事もあります。今回はその中から違反しやすいいくつかの点について説明します。
 
 まずは投稿する画像についてですが、違法、性的、銃器、タバコ、危険な栄養補助製品、差別的なものなどではない事が大前提です。加えて画像自体に問題が無くても、その画像に重ねてある文字比率に制限があるので、その比率を全体の20%以下に抑えましょう(画像テキストには会社ロゴの中の文字も含まれます)。文字数を少なくする事、画像全体に対しての比率で判断されるので、画像テキストは一箇所にまとめる事がコツです(縦横5個のグリット計25個のマス目の中の5個に文字がかかっているかどうかで判断します)。
 
 この画像規定の例外として、文字入りの製品画像やイベントポスター、本の表紙など、テキストを載せざるを得ないケースは認められます。その場合でも製品全体が見える画像を投稿するようにしましょう。
 
 次は文面中の表現により却下されるケースです。ユーザーに興味を持たせる表現で文面を書きたいところですが、ターゲットの個人的な特徴に触れる事は避けましょう。例えば「20歳~30歳の女性にはまたとないチャンス!」など年齢的な属性や「シンガポーリアン、PRのみ」などの人種特定に関する文面はNGです。特定の年齢や人種だけを優遇すると間違って捉えられることになりかねない上、人種差別の規定に抵触する可能性もあります。
 
 使用できない単語もあります。暴力的だったり汚い単語はもちろんですが、英語のスラングで戦争やドラッグを意味したりする言葉はNGとなることもあります。画像も問題ない、属性も問題ないという場合は、疑いのありそうな単語を見つけ出して表現を変えてみましょう。
 
 規定を遵守して効果的なFacebook広告でビジネスの成功に繋げられるようにがんばりましょう!
 
菅 和義 (すが かずよし)
Communications Factory Pte Ltd
(Founder & Social Media Guru)
Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
 
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