シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第31回 効果的なカスタムオーディエンスの作成方法

Facebookビジネス活用

2020年3月10日

第31回 効果的なカスタムオーディエンスの作成方法

 先月のコラムでは自社のデータベースやお客様情報を元に自社独自のFacebook カスタムオーディエンスを作成する方法について説明しました。今回は、前回作成したカスタムオーディエンスを更に活用する方法について説明します。
 

「カスタムオーディエンス」と「類似オーディエンス」

 Facebook内に自社のデータベースなどを取り込んでターゲット化する作業は、マーケティングにおいて大きなメリットがあります。作成したカスタムオーディエンスのターゲットには、興味の対象や職業、日頃の行動パターンなど、さまざまな要素で共通点を見出すことができ、嗜好を大まかに把握することができるからです。
 
 一方で、作成したカスタムオーディエンス以外で、同様の属性を持っている方をターゲット化できる「類似オーディエンス」と呼ばれる方法にも注目してください。ただし、「類似オーディエンス」は「カスタムオーディエンス」の作成後でしか、作成できないので、気をつけてください。
 

「類似オーディエンス」の作成方法

 それでは、「類似オーディエンス」の作成方法をご紹介していきます。
 
 まずは広告マネージャを開き左上のFマーク右横のハンバーガーメニュー(三本線)をクリックします。その中から「オーディエンス」⇒「オーディエンスを作成」⇒「類似オーディエンス」をクリックして下さい。
 
 ①類似オーディエンスのソースを選択します(Facebookのデータベースから同じ属性の方々を探すための特定のカスタムオーディエンスを選択します)。作成済みのカスタムオーディエンスのデータ名が表示されますので、その中から類似のターゲットを探したいデータ名を選択してください。
 
 ②ターゲット地域を選択。
 
 ③オーディエンスサイズを選択します。パーセンテージを広げると推定リーチ数は増えます。しかし、ソースとなるカスタムオーディエンスとの類似度が最も高いと想定されるのは1%ですので、あまり大きくパーセンテージを設定しないように注意が必要です。リーチ数が増える=類似の確度が下がるという事になります。
 
 類似オーディエンスは作成してから2時間程でソースとなるカスタムオーディエンスに類似した人数を見られるようになります。
 

効果的な使い方を目指そう

 イベントの告知やキャンペーンなど、Facebook広告を利用する際には「カスタムオーディエンス」と「類似オーディエンス」を上手く組み合わせて広告を出稿してみてください。また何かのキャンペーンなどを行う場合、属性を把握できる仕組みを導入すれば、カスタムオーディエンスだけでなくその類似オーディエンスまで作成でき、効率の良いターゲット広告が打てるようになるので心がけてみてください。
 


菅 和義 (すが かずよし)
Communications Factory Pte Ltd (Founder & Social Media Guru), Hallo Pte Ltd (Founder & CEO)
 
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