シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXビジネスTOP第25回 投稿と広告マネージャの広告出稿の違い

Facebookビジネス活用

2019年8月26日

第25回 投稿と広告マネージャの広告出稿の違い

 Facebookに広告を出稿するには、大きく分けて2種類の方法があります。一つは投稿したコンテンツの下に用意されている「投稿を宣伝」というアイコンから出稿する方法。もう一つは「広告マネージャ」から出稿する方法。この2つの出稿方法にはどんな違いがあるのか紹介します。

 

 まず最初に、最 近コンテンツ下の「投稿を宣伝」の中身が変更され、「自動オーディエンス(推奨)」というターゲットが加わりました。これにより、Facebookがページ内容をある程度把握するようになり、それまでとは傾向の異なるターゲットに簡単に投稿を届けられるようになったのです。長い間自社製品やメニューなどを元にターゲティングしていると、リーチの割にはリアクションが伸びなくなってきます。そんな時、この新しいターゲティング・オプションを選択してみましょう。同額の予算でこれまでより2~3倍多くの方々にリーチさせる事もできる
ようになります。

 

 また、これまで年齢層や地域に加えて参照をクリックしてある程度細かい所までターゲティングする事ができた「広告マネージャ」の簡易版、「投稿を宣伝」アイコン。今はターゲティング詳細の内容から利用者層に該当する項目が全て削除されています。つまり学歴、ライフイベント関連(誕生月、記念日、交際状況、子供の有無、仕事に関することなど)で詳細を設定できなくなり、誕生月のプロモーションなど特定の誕生月ユーザーをターゲットにできなくなったのです。ただ、これまで作成保存したターゲットはそのまま残っているので、いままで通り選択することはできます。また、簡易的に趣向をメインにしたターゲティングで広告出稿する場合には便利です。

 

 より細かい広告の目的設定やターゲティングは「広告マネージャ」で行って下さい。「広告を宣伝」アイコンからの広告の目的は、いいねやコメントなどユーザーからのアクションを目的とする「エンゲージメント」。「広告マネージャ」ではその目的自体から設定が可能です。例えば、開店情報を予算内でより多くの人に見せたい(ブランドの認知度アップまたはリーチ)、ネットでの販売率を高めたい(コンバージョン)など目的に合わせた選択ができます。加えて「投稿を宣伝」アイコンからはできなくなったライフイベント関連を活用したターゲティング、入力したキーワードで除外する物を選べたり、広告を掲載するプラットフォームを選択できたり(Facebookには掲載するがインスタには掲載しないなど)細かい設定が可能なので、より決めの細かい、狙いを定めた広告の出稿が可能です。

 

 どちらか一方ではなく「広告マネージャ」をメインにしながら両方を使い分ける。出稿に関わる時間短縮と効果的な広告出稿の秘訣となるはずです。

web325_IMG_6803著者プロフィール   

 

菅 和義

Communications Factory Pte Ltd
(Founder & Social Media Guru)

Facebookマーケティングのお悩みを解消するオンラインサロン「増売・深親塾」を始めました。
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