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2017年7月26日

大阪発、150年の歴史を持つ老舗天ぷら店 紅花油で揚げた旬の素材を提供

一宝

大阪で1850年に創業し、150年以上の伝統を持つ天ぷらの名店「一宝」が、今年デンプシーヒルに新店舗をオープンした。海外店は香港に続き2店目。5代目店主で30年近いキャリアを持つ関勝さんが定期的に来星、監督しており、旬の素材を使ったクオリティの高い天ぷらを楽しめる。

 

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魚介類は築地から週2回取り寄せており、野菜や果物も日本産。同店の天ぷらの特色のひとつが、紅花油を使って揚げていることで、油特有の匂いが全くない。揚げ物を食べているとは思えないほど軽い口当たりが特徴だ。

 

日本で培った伝統を大切にする一方で、シンガポール店オリジナルメニューも提供している。現在、生ウニとキャビアをトッピングした海苔の天ぷらと、スライスしたトリュフを載せた天ばら丼の2種類があり、シンガポール人の客からも好評という。「これまでの軸をぶらさず、顧客のニーズに応じて新たな挑戦をしていきたい」と関さんは話す。

 

お酒は、利き酒師とワインソムリエの資格を持ったスタッフが顧客の視点で料理に合ったお酒を選んでいるのがポイントだ。日本酒は各地から取り寄せられていて、エレガントな味わいの「尾瀬の雪どけ」や、甘さと辛さを兼ね備えた「澤姫」などが特に人気という。ワインや梅酒、ウイスキー、焼酎も豊富に取り揃えている。

 

店内はカウンターに12席、テーブル席が4席あり、ゆったりした雰囲気。内装はイタリア人デザイナーが手掛けており、竹細工や焼き物を飾り日本らしさを表現している。シェフと顧客が同じ視点で話せるよう、カウンターの高さを調節するなどの工夫も。

 

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セットメニューの価格帯はランチが70~100Sドル、ディナーが140~200Sドルで、アラカルトでも注文できる。日本語が話せるスタッフが常駐しており、言葉の心配がないのも嬉しい。

 

店ごと貸し切りOK

web324_unnamed店ごと貸し切ることが可能で、ビジネスミーティングや各種イベントなどにも利用できる。「リラックスした雰囲気の中、少人数で天ぷらを囲むことで、互いの距離感をより縮めることができるでしょう」と関さん。

 

事前に店側と相談すれば、主催者のニーズに応じて特別メニューも用意してくれるので、フード関連のイベントにも適している。

 

おすすめメニュー

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海老、しそ巻、長なす、みょうがの4点盛りは各コース共通のメニュー。4点盛りは、タレと塩、すだちと大根おろしとの組み合わせでさまざまな味を楽しめる。
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海苔の天ぷらに生ウニとキャビア、わさびをトッピングした高級感溢れるシンガポール店オリジナルメニュー。クラッカーのように手で摘むと食べやすい。

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