シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMarina Bay Sands、カジノ収益の増加で第4四半期の...

経済

2024年1月26日

Marina Bay Sands、カジノ収益の増加で第4四半期の売上高が55.6%急増

 カジノ売上高の増加により、Marina Bay Sands (MBS)の2023年12月31日締めの第4四半期は好調な業績を達成した。
 
 親会社のラスベガス・サンズ(LVS)が1月24日に発表したところによると、シンガポールの統合型リゾートの純収入は11億USドル(15億Sドル)で、前年同期の6億8,200万USドルから55.6%増加した。
 
 シンガポールでは、マリーナベイサンズは再び優れた財務および運営のパフォーマンスを達成した。新しいスイート商品とより高いサービスの提供は、コロナ後、空輸キャパシティが改善し続け、中国および広い地域からの旅行と観光支出の回復が進むことで、我々を良い方向に導いてくれるとLVSは述べた。
 
 MBSのカジノ収入は、前年の4億200万USドルから84.3%増の7億4,100万USドルに急増した。同セグメントは当四半期最大の収益貢献者の地位を維持し、他のセグメントは業績改善を記録した。客室収入は、MBSにおける旅行・観光支出の回復が当四半期中も続いたため、他のセグメントの改善と同じく、9,900万USルから18.2%増の1億1,700万USドルとなった。
 
 ホテルの稼働率は、前年同期の98.3%から94.4%へと3.9ポイント低下したが、平均日当は前年同期の550USドルから647USドルに上昇した。この結果、1室当たりの売上高は541USドルに対し611USドルとなった。
 
 MBSの償却前営業利益(Ebitda)は前年同期の2億7,300万USドルから99.3%増の5億4,400万USドルとなった。Ebitdaマージンは51.3%で、2022年第4四半期は40%であった。
 
 グループ・レベルでは、MBSはLVSの収益の36.4%、調整後不動産Ebitdaの45.4%を占めた。
 
 LVSの第4四半期の売上高は前年同期比161%増の29億USドルであった。一方、調整後不動産Ebitdaは2022年第4四半期の2億2,200万USドルから12億USドルに急増した。
 
 第4四半期の業績により、同グループの通年売上高は103億USドルとなり、2022年に記録した41億USドルから152.4%増加した。調整後不動産Ebitdaは通年で41億USドルとなり、前年同期の7億3,200万USドルから急増した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMarina Bay Sands、カジノ収益の増加で第4四半期の...