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社会

2023年7月10日

馬がブキティマ・エクスプレスウェイを疾走

 シンガポール・ターフ・クラブの閉鎖が間近に迫っているが、7月8日(土)ブキティマ・エクスプレスウェイ(BKE)を背中に鞍をつけた茶色の馬が疾走して、交通を止めている姿のビデオが出回った。
 
 その後、この馬はターフクラブ・アベニューに向かう出口付近で、シンガポール陸運局(LTA)の職員によって道路から安全に護送された。
 
 シンガポール・ターフ・クラブの広報担当者は、ブキティマ・サドルクラブの馬が厩舎の外に出て、一時的に道路に出たが、馬は無事に厩舎に戻ったと述べた。
 
 フェアウェイズ・ドライブ51番地に72年間居を構えていた乗馬学校ブキティマ・サドルクラブは、MRTクロスアイランド線建設のため、2月にクランジにあるシンガポール・ターフ・クラブ(STC)に移転して、78頭の馬を引き取っている。
 
 以前にも2回ほど、馬が道路に出て交通を止めたこともあるという。
 
 この牝馬は、ターフクラブ通りにあるパイサノポロアカデミーの厩舎に戻る道を探していたのだと、馬主のロニー・リムは当時語っている。
 
 これに対し、ネットユーザーからは高速道路を利用する権利を疑問視する皮肉なコメントが寄せられたという。
 
 シンガポール財務省は先月、STCは2027年3月までに施設を閉鎖し、最後のレースは2024年10月に行われる予定だと発表した。

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