2022年11月11日
9月の流通業売上高2割増、過去最高額の更新続く
マレーシア統計局が11月9日発表した2022年9月の流通業売上高は、前年同月比23.9%増の1,339億9,640万リンギ(約4兆1,600億円)だった。前年同月を上回るのは12ヵ月連続となり、金額は2ヵ月連続で過去最高を更新。前年同月に新型コルナウイルスの影響で落ち込んでいた反動があり、大幅増となった。燃料や食品の価格上昇も売上高を押し上げる要因となっている。
売上高の内訳は、◆卸売り=13.3%増の600億3,820万リンギ◆小売り=30.0%増の576億6,350万リンギ◆自動車販売=51.0%増の163億470万リンギ――だった。小売りは前月に続き過去最高額を更新。前年同月に落ち込んだ反動と原油価格の上昇により、給油所での車両用燃料の売上高が1.4倍に増えた。
9月の流通業販売量指数の上昇率(前年同月比)は18.4%と、12ヵ月連続のプラス。業態別では◆卸売り=3.5%◆小売り=27.1%◆自動車販売=43.9%――だった。卸売りのプラスは11ヵ月連続、小売りと自動車販売は12ヵ月連続となる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)