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社会

2022年7月28日

サル痘感染症11例目を報告

 7月27日(水)、シンガポールで新たに1名のサル痘患者が報告され、シンガポールで検出された患者数は11名となった。
 
 32歳のシンガポール人男性は7月26日(火)に陽性となり、現在国立感染症センター(NCID)に入院しているが状態は安定していると、シンガポール保健省(MOH)はホームページで最新情報を発表した。
 
 MOHによると、この男性は7月12日(火)に発熱し、その後鼠径部に病変が生じ、やがてさらに広がった。彼は医療機関で受診し、その日のうちにNCIDに入院した。
 
 MOHは、接触者追跡を継続中であると付け加えた。
 
 今回の11例のサル痘患者のうち、6例は国内で、5例は入国されたものである。今のところ、これらの症例に関連性はないという。
 
 75ヵ国以上で1万6,000人以上のサル痘患者が検出され、6月末の約3,000人から増加した。
 
 7月23日(土)、世界保健機関(WHO)は、サル痘を世界的な健康上の緊急事態と宣言した。
 
 これは、世界的な組織による最も強力な行動要請であり、これまでアフリカ西部と中央部に限られていた病気に対する新たな緊急性と規模を示すものである。
 
 Covid-19も、2020年に同じラベルが貼られた。
 
 MOHによると、サル痘は、感染者の呼吸器飛沫や血液、体液、病変物質、汚染された物質に直接物理的に接触することでヒトの間に広がるという。

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