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社会

2022年7月27日

8月1日から、ERP料金が1Sドル値上げに

 交通量の増加に伴い、来月から4ヵ所の電子式道路課金(ERP)料金が1Sドル(約98円)値上げされることになった。
 
 シンガポール陸運局(LTA)は7月27日(水)、ジュロンタウンホールから市内へ向かうアヤラジャ高速道路(AYE)、ブラデルロードから南下するセントラル高速道路(CTE)、CTE南下へのパンアイランド高速道路(PIE)のスリップロードのゲートリーの料金を引き上げると発表した。カラン・パヤ・レバー・エクスプレスウェイ(イーストコースト・パークウェイ)、通称KPE(ECP)、デフ・フライオーバー後、北行きCTE、PIE後の8月1日から、8つの指定時間帯ですべて上昇する予定という。
 
 LTAは、高速道路の様々なストレッチで交通が蓄積されており、料金調整はこれらの場所で混雑を管理するためであると述べた。道路の混雑状況に応じてERP料金を継続的に見直しており、前回は5月に8ヵ所のガントリーのERP料金を引き上げた。
 
 ジュロンタウンホールから市内へ向かうAYEの3つのゲートリーでは、午前8時から午前8時半までと、午後5時半から午後6時までは2Sドル(約196円)を支払うことになる。午前8時30分から午前9時までは、現行の2Sドルから3Sドル(約294円)に引き上げられる。
 
 ブラッデルロードを過ぎたCTE南行きとPIEスリップロードからCTE南行きにある4つのガントリーでは、午前8時から午前8時半まで、料金が2Sドルから3Sドルに引き上げられた。
 
 KPE (ECP) の Defu Flyover 後にある ERP ガントリーの料金も上方修正された。午前7時30分から午前8時30分までは2Sドル、午前8時30分から午前9時までは3Sドルとなっている。
 
 最後に、PIE後の北行きCTEにある2つのガントリーでの料金は、19時から19時30分まで、これまでの1Sドルから2Sドルになる予定という。
 
 LTAはCovid-19の大流行時にほとんどの場所でERPを停止していたが、地域や職場の対策が緩和されたため、徐々に増やしていくとしている。
 
 これらは、今日すでに価格設定されているタイムスロットであることを改めて強調した。
 
 今回の見直しで、ERPに課金されるタイムスロットやロケーションが増えることはない。8月1日からの調整後も、課金されるロケーションとタイムスロットの数は、Covid-19以前の課金数より大幅に少ないとLTAは述べている。

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