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社会

2022年7月19日

全世帯にARTキットセット配布開始

 7月18日(月)より第3回目の配布が開始され、シンガポールの全世帯にそれぞれ10セットの抗原迅速検査(ART)キットがレターボックスに届く予定という。
 
 一般の人は、アップルストアやグーグルプレイからダウンロードできるSingPostのモバイルアプリでキットの配達状況を確認することができる。
 
 自分の住所が正しいことを確認した後、キットが郵便受けに投函されたら、アラートを受け取ることができる。
 
 シンガポールでCovid-19の感染が相次ぐ中、今後数週間で150万世帯以上にキットを配布する動きが出ている。
 
 オン ・イェクン(Ong Ye Kung)保健省大臣は、月曜日のFacebookの投稿で配布の開始を発表した。
 
 MOHは先週金曜日のフェイスブック投稿で、数量が多いため、一部の世帯がキットを受け取るまでに数週間かかる可能性があると述べている。
 
 オン氏は、Facebookの投稿で、自己診断が身近になった今、必要な時に自己診断して、高齢者や弱い立場の人に会うときは、出かける前にテストしてほしいと述べている。
 
 また、鼻水、喉の痛み、発熱などの急性呼吸器症状がある人は、症状が始まってから何日か経ってから陽性反応が出ることもあるので、毎日検査するように促した。
 
 そして、「社会的な責任を果たすことが、この波を乗り切るための鍵です」と付け加えた。
 
 月曜日には、ローレンス・ウォン副首相兼財務大臣もFacebookの投稿で、リスクの高い活動に参加したり、弱い立場の人々を訪問したりする前に、キットを使って自分自身をテストすることを奨励している。
 
 ウォン副首相は、大人数のイベントに参加したり、家を訪問したりする前には、たいてい自分で検査をしている。この最新の波を通して、社会的責任を果たし、互いの安全を守るために、皆が自分の役割を果たそうという。
 
 政府は、昨年の8月から9月にかけてと2020年の10月から12月にかけての2回の全国的な配布を通じて、約2,500万個のARTキットを各家庭に配った。この2回の配布で、各世帯は合計16個のキットを受け取っている。
 

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