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社会

2022年7月19日

4歳の少女がCovid-19感染で死亡

 シンガポール保健省(MOH)によると、Covid-19に感染した4歳の女児が死亡したという。これは、12歳以下の患者のコロナウイルスによる2人目の死亡例である。
 
 7月19日(火)にMOHは、この女児は日曜日に肺炎で死亡し、過去に病歴はなく、以前は元気であった。7月15日に上気道感染症と発熱の症状を発症し、日曜日に開業医のクリニックで抗原迅速検査によりCovid-19の陽性反応が出た。症状に合わせた薬を処方されたが、体調不良が続き、その夜遅くに倒れたと発表した。
 
 MOHによると、死因は後に州の検視官によってCovid-19肺炎と判定されたとのことである。
 
 6月27日には、1歳半の男児がCovid-19と他の2つのウイルスによる脳炎で死亡したと同省は発表している。
 
 呼吸器合胞体ウイルスとエンテロウイルスの2種類のウイルスであった。この男児には他に過去の病歴はなく、以前は元気であったという。
 
 一般に、小児は成人や高齢者よりもCovid-19感染に強いとされているが、Covid-19に感染すると、小児は重症化する可能性があると、MOHは述べている。
 
 さらに、同省、保健科学庁、Covid-19ワクチン接種に関する専門家委員会は、5歳未満の幼児向けに処方されたCovid-19ワクチンの安全性と有効性について研究していると付け加えた。
 
 これは、今年初めに米国食品医薬品局がファイザー・バイオテック社とモデナ社のCovid-19ワクチンの認可を拡大し、生後6ヵ月の子供も含めるようにしたことを受けてのことという。
 
 モデナ社のワクチンは生後6ヵ月から5歳まで、ファイザー社のワクチンは生後6ヵ月から4歳までが対象である。
 

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