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社会

2021年10月21日

800名以上の未接種者がホーカーセンターで食事をしていることが判明

 10月20日(水)、Covid-19の予防接種を受けていないにもかかわらず、先週、ホーカーセンターで食事をしていた人が800名以上いることが判明したため、このような人に対する強制措置が開始される。
 
 10月15日(金)~17日(日)にかけて、ホーカーセンターでCovid-19の安全管理措置に違反した人たち92名が摘発された。違反内容は、2名以上のグループで集まっていた、1m以上の安全距離を保たないこと、そしてマスクを着用しないなどだという。この数字は、シンガポール環境庁(NEA)が10月19日(火)に発表したものである。
 
 10月13日(水)から、Covid-19のワクチンを完全に接種した人だけが食事をすることができるという、ワクチン差別化された安全管理措置が開始。よって、ワクチンを接種していない人や部分的に接種した人は、持ち帰り食品を購入するためにホーカーセンターに入ることしかできない。ただし、12歳以下の子どもは例外で、ワクチンを接種していなくてもホーカーセンターで食事をすることができる。
 
 NEAは先週、一部のワクチン接種者および未接種者がホーカーセンターで食事をしているのを発見した場合、食事を終えて速やかにホーカーセンターから退出するよう求めていた。これは、当局がこの1週間は、新しいルールに人々が慣てもらうように助言的なアプローチを行っていた。
 
 NEAによると、10月20日(水)からダイニングインのルールに違反した人には強制措置が取られるとのことだが、罰則の内容については明らかにされていないが、安全な距離を保つための執行官の指示に従わない人に対しては、警察の支援を要請するという。
 
 ホーカーセンターでは、ワクチンを接種した人のみが食事をすることができるというルールを町議会と協力して実施しているという。持ち帰り用の食品を購入するためにホーカーセンターに入ろうとしている利用者の行列や不便を避けるために、入口ではワクチン接種状況の確認は行わない。
 
 また、NEAによると、ホーカーセンターの出店者は、利用者の予防接種状況を確認する必要はなく、安全な距離を保つための執行官が、食事をしているお客さんを選択的にチェックし、予防接種を受けているかどうかを確認する。
 
 食事をする人は、TraceTogetherアプリで予防接種の状況を警察官に見せるか、TraceTogetherトークンを提示してスキャンする。
 
 NEAは、高齢者の方々には、ホーカーセンターでの食事を最小限にとどめ、代わりに持ち帰り用の食べ物を選ぶように、引き続き呼びかけていく。可能なら、家族や近所の人に、持ち帰り食品の購入を依頼してほしいという。
  
 週末にホーカーセンターで安全管理措置に違反した92名は、Newton Food Centre、Golden Mile Food Centre、Chinatown Complex Market and Food Centreなどのホーカーセンターで発見された。これらに対して、強制措置がとられたという。
 
 安全対策に違反した初犯者には300Sドル(約2万6,000円)、再犯者には1,000Sドル(約8万5,000円)の罰金が科せられる。また、悪質な場合には裁判所に起訴され、有罪となった場合にはより高い罰金が科せられる。

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