2021年9月21日
ワクチン接種済みトラベルレーン制度が近々拡大される可能性
今後数週間から数ヵ月の間に、より多くの国からワクチンを接種した旅行者が、検疫を受けることなくシンガポールに入国できるようになる見込みである。これは、ワクチン付き渡航用レーン(VTL)が順調にスタートしたことによるもので、このスキームで入国した約900人の旅行者のうち、到着時に検出されたCovid-19の症例は1件のみであった。
S. イスワラン運輸大臣は9月20日(月)、国がVTLの拡大に積極的に取り組んでいることを明らかにした。このスキームは9月8日に開始され、まずはブルネイとドイツに開放されている。この制度を利用する旅行者は、自宅待機の通知の代わりに、Covid-19ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査を4回まで受けることができる。
イスワラン氏によると、最初の2週間の結果は期待できるものであった。900人以上のVTL渡航者がシンガポールに入国し、その全員が強制的な検査体制を完全に遵守しており、いくつかの国と地域が、シンガポールとのVTL開設に関心を示しているという。
シンガポール民間航空局(CAAS)が9月19日(日)に発表したところによると、先週木曜日の時点で、Covid-19のワクチンを接種した2,322人の旅行者がシンガポールへの入国許可を得ているという。その内ドイツ向けに発行されたワクチン接種済みのトラベルパスのうち、962枚が短期滞在者に、残りの1,279枚が長期滞在者に発行された。ブルネイについては、短期滞在者に74枚、長期滞在者に7枚のパスを発行した。