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社会

2021年9月10日

NRICコピーも含む79,400人のMyRepublic顧客の個人データ、ハッキング被害

 9月10日(金)、携帯電話会社およびインターネット・サービス・プロバイダーである「MyRepublic」の契約者約79,400人の個人情報がハッカーによってアクセスされたと発表した。この事件は、ここ数ヵ月の間に発生した一連のサイバー攻撃の中で、最も新しい事件である。
 
 盗まれたのは、携帯電話サービスへの顧客の申し込みに関連した本人確認書類という。
 
 対象となるシンガポール人、永住権保持者、雇用・扶養パス保持者については、NRICの両面をスキャンしたデータ、外国人の居住地を確認するための公共料金の請求書のスキャンコピー、そして携帯電話サービスから顧客の名前と携帯電話番号などにも、アクセスされた。
 
 インターネットサービスプロバイダーによると、アカウント情報や支払い情報など、その他の個人情報が影響を受けた形跡は今のところなく、システムへの侵害はなく、MyRepublicのサービスへの運用上の影響もないとのこと。
 
 8月29日(日)、携帯電話の顧客の個人データを保存するために使用されている第三者のデータストレージプラットフォームで、不正なデータアクセスを発見されたが、その後、データ保管施設への不正アクセスは解除されたとのこと。
 
 また、KPMGなどの外部の専門アドバイザーを含む同社のサイバーインシデント対応チームが活動を開始し、MyRepublic社の社内の情報技術およびネットワークチームと緊密に連携してインシデントの解決に努めているという。
 
 同社は、この問題をInfocomm Media Development AuthorityとPersonal Data Protection Commissionに通知。同社のCEOであるMalcolm Rodrigues氏は、「お客様のプライバシーとセキュリティは、当社にとっても非常に重要であり、お客様同様、今回の事態には失望しています。ご迷惑をおかけしたことを個人的にお詫び申し上げます」と述べた。

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