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経済

2021年9月3日

21年のGDP予測6.6%増に上方修正=金融庁調査

 シンガポール金融管理庁(MAS)が発表した2021年9月版の民間エコノミスト調査によると、21年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比6.6%だった。前回調査(21年6月)の6.5%を上回った格好。外国人観光客の受け入れ見通しが高まったことや、半導体の世界需要拡大に伴う製造業の堅調さが上振れの主な理由となっている。
 
 今回の調査は8月11日から実施。エコノミストとアナリストの24人が回答した。21年は全5業種すべてがプラス成長となる見通し。最も伸びが高いのは建設業の16.6%で、これに製造業が11.4%、金融・保険業が6.8%で続くと予測されている。なお建設業は6月調査の19.3%から下がった。一方、製造業は6月の8.3%から上がっている。
 
 21年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=9.0%(前回7.5%)◆個人消費伸び率=5.6%(同5.2%)◆インフレ率=1.7%(1.4%)◆失業率=2.7%(2.7%)――などだった。
 
 一方、エコノミストらは、21年第3四半期の成長率が7.0%伸びると予測。第2四半期の14.7%からは減速するものの、これは20年第2四半期に大きく落ち込んだ反動があるためとしている。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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