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社会

2021年8月31日

第3四半期のビジネス信頼感、5四半期ぶり低水準

 マレーシア統計局が発表した2021年第3四半期のビジネス信頼感指数(CI)は、マイナス21.3だった。マイナスは8四半期連続。6月1日からのロックダウン(都市封鎖)で経済活動が停滞する中、新型コロナウイルス流行の影響が大きかった20年第2四半期以来の低水準となった。
 
 指数はマイナス幅が大きいほど「業況悪化」を予測する企業が多いことを示す。第3四半期のマイナス幅は前四半期(マイナス3.1)を大きく上回った。
 
 産業分野別では全4分野がいずれもマイナス。うち建設業はマイナス45.0と最も低く、卸小売業がマイナス39.4、サービス業がマイナス22.8、製造業がマイナス11.0と続いた。卸小売業は2四半期ぶりのマイナスで、うち小売業は前四半期の2桁のプラスからマイナスに転落した。
 
 一方、第3四半期の売上高の見通しは、「減収」を予測する企業が全体の36.5%を占め、「増収」(23.6%)を上回った。従業員数の見通しは「減少」が15.0%、「増加」が8.5%だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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