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経済

2021年5月11日

クラン西港のコンテナ量、1Qは5%増

 首都圏セランゴール州のクラン西港を運営するウエストポーツ・ホールディングスはこのほど、2021年第1四半期のコンテナ取扱量が前年同期比5%増の266万TEU(20フィートコンテナ換算)だったと発表した。コンテナ積替量は7%増の169万TEU。新型コロナウイルス流行で20年上半期に落ち込んだもの、20年下半期から持ち直し、21年第1四半期も高い稼働率を維持したとしている。
 
 第1四半期の売上高は7%増の5億816万リンギ(約135億円)、純利益は36%増の2億832万リンギだった。設備投資は1億2,280万リンギ。桟橋の建設や積み下ろし機材の購入に充てた。同社は20年末、8100万リンギを投じた新たなコンテナターミナルを開港。21年もさらにコンテナヤードを新設するとしている。
 
 ルーベン・エミル・グナナリンガム最高経営責任者(CEO)は、スエズ運河で発生したコンテナ船の座礁事故でサプライチェーンの重要性が明るみに出たと説明。港湾運用の安定性を高めるためターミナル増設を計画しており、認可取得に向けて政府との折衝を進めるとしている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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