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経済

2021年3月12日

20年の外国人来訪者、83%減の433万人

マレーシア政府観光局の発表によると、2020年の外国人来訪者数は前年比83.4%減の433万2,722人だった。新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んだ。観光収入は85.3%減の126億9,000万リンギ(約3,350億円)。来訪者1人当たりの支出額は11.3%減の3,300リンギだった。
 
 来訪者を地域別にみると、東南アジア諸国連合(ASEAN)が294万9,363人で全体の68.1%を占め最多。ただ前年から83.5%減少した。次いで多かったのは東アジア・南アジアからで、全体の20.1%に当たる87万314人。前年からは84.7%減少した。西アジアや中東、米州、オセアニア、欧州、アフリカなど遠方からの来訪者は51万2,484人で全体の11.8%。前年からは79.7%減少した。
 
 国別の観光客数は多い順に、◆シンガポール=154万人◆インドネシア=71万人◆中国=41万人◆タイ=39万人◆インド=16万人◆ブルネイ=14万人◆韓国=12万人◆日本=7万4,383人――などだった。
 
 政府は当初、20年の目標を観光客数3,000万人、観光収入1,000億リンギとしていた。ただ、新型コロナの流行を受けて目標達成からは遠かった。他国でも同様に落ち込んでおり、アジア・太平洋地域全体の外国人来訪者数は前年比84.0%減。近隣国ではタイが83.2%減、シンガポール85.7%減、ベトナム78.7%減、インドネシア75.0%減など軒並み低調だった。

 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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