シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPHDBが介護付きフラットを売り出し、中古物件は活況続ける

政治

2021年2月5日

HDBが介護付きフラットを売り出し、中古物件は活況続ける

 シンガポール住宅庁は4日、今年初の公営住宅(HDBフラット、3,740戸)の売り出しを開始した。建設地はカラン、ワンポア、トアパヨ(ビダダリ)、ブキバト、テンガーなど。ブキバトで建設する住宅「ハーモニー・ビレッジ@ブキバト」(15階)には初めて、介護付き住宅「コミュニティー・ケア・アパートメント」169戸を含める。
 
 自立した生活をしながら、地域社会活動も楽しむが、ある程度の介護を必要とする人向けのフラットで、介護付きHDBフラットは初めて。つかまり棒や車いすから利用できる浴室など高齢者を配慮した室内設計にする。
 
 広さは32平方メートルで、価格(15~35年の居住権)は5万2,000~6万Sドル(約410~473万円)。転売はできない。24年第2四半期に完工の予定。
 
 ほかの地域のプロジェクトでは2~5寝室のフラットが建設される。最高額はビダダリに建設の5室のフラットで、61万1,000Sドル(約4,817万円)。
 
 HDBは5月には3,800戸、8月には4,930戸を売り出す計画で、通年では1万7,000戸を売り出す。
 
 中古HDBフラット市場は1月も好調で、前年比30%増の2,501戸の取引があり、価格100万Sドル(約7,884万円)超の取引が13件あった。最高額はビシャンの5室のフラットで121万Sドル(約9,540万円)。

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