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経済

2020年12月16日

新築民間住宅販売、11月は持ち直し

 シンガポール都市再開発庁(URA)統計によると、11月の新築民間住宅(コンドミニアム、アパート)の販売戸数は767戸で、10月より19%増加した。
 
 購入選択権の再発行をURAが禁止したことから10月の販売は低迷していた。11月の持ち直しについて不動産仲介オレンジ・ティー・アンド・ティエのクリスティン・スン氏は、購入選択権規制に動じない、真に住宅を必要とする、購入能力のある客層の存在を裏付けるものとコメントした。
 
 またワクチンをとりまく楽観からシンガポールの先行き経済に対する投資家の信頼が強化された可能性もあるという。市況は12月も堅調を維持する見通しだ。
 
 11月の販売戸数は前年同月との比較では34%少ない。最も売れたのはリンク@ビューティー・ワールドの118戸、ザ・ランドマークの109戸など。価格は床面積(1平方フィート)当たり2,100Sドル強(約16万円)と高め。
 
 価格が同2,000Sドル超の物件が393戸に上った。1戸300万Sドル超の成約は30戸で、うち500万Sドル超の豪華コンドミニアムは9戸。
 
 中古コンドミニアム市場も活況が続いており、不動産ポータルのSRXプロパティーによると、11月の売買戸数は前年同月比84%増の1,426戸で、価格は同1.3%、前月比では0.3%、それぞれ上昇した。

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