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政治

2020年12月16日

チャンギに出張客用短期滞在・会議施設、出発国を問わず利用可能

 シンガポール政府は短期滞在目的のビジネスマン向け分離入国レーンを来年1月後半に導入する。出発国を問わずだれでも利用できる、隔離期間不要のシステムで、専用の宿泊施設に滞在し、会議などビジネス活動を行うことができる。
 
 ウイルス感染の予防のため、会議室には床から天井までガラスパネルを張る。出国時と入国時のウイルス感染検査、および入国後の定期的検査は義務。
 
 同レーンを利用できるのはビジネス目的、公務目的の旅行者、シンガポールにとり経済的価値が高い旅行者で、滞在は14日以内。
 
 専用施設の一つが空港から車で5分のコネクト@チャンギで、チャン・チュンシン通産相が15日視察した。シンガポール・エキスポとマックス・アトリアで政府系スルバナ・ジュロンが建設中で、2月から運用を開始する。客室総数は1,300室で会議室は340。宿泊料金は390~430Sドル(約3万~3万3,400円)。
 
 ホテルなどほかの施設運営業者にも同様の宿泊施設の運営を許可する。政府観光局が申請を受け付ける。
 
 シンガポールを訪れる出張客の多くは相互グリーン・レーンの対象国以外の出身者で、隔離期間を経ないとシンガポール居住者と対面で会うことができない。今回導入のレーンでこうした不便を解消する。

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