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金融

2020年12月15日

資産運用をアドバイスするウエルス・ハブ、シティバンクが開所

 米系シティバンク・シンガポールは14日、上客相手の「ウエルス・ハブ」を開所した。オーチャードの商業ビル「268オーチャード」の4フロアを占めており、延べ床面積は3万平方フィート。資産運用をアドバイスするセンターとして同行最大。
 
 既に、客の資産運用の相談に乗る顧客担当者、アドバイザー、職員ら300人をほかの支店から配転しており、2025年までにさらに顧客担当者を330人、新規採用する。
 
 開所声明でシティバンクは「富裕層の顧客が増えており、デジタルツールを強化すると同時に、資産運用センターの機能を強化する」とした。25年末までに資産運用残高を現在の2倍に、富裕層の顧客数を3倍にする方針だ。
 
 今年の上客数は昨年より5%増加した。預金、年金、投資口座の残高合計が20万Sドル(約1,560万円)超の「ゴールド」および投資可能な金融資産が150万Sドル(約1億円)超の「ゴールド・プライベート」の会員がハブを利用できる。1日の接客見込み数は150人。
 
 個人客の70%近くが月に1回以上、同行のモバイルバンキングを利用しているが、資産運用サービスに関してはほとんどの顧客が対面でのアドバイスを好むという。

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