シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP行動制限解除後の第3段階、28日から施行

政治

2020年12月15日

行動制限解除後の第3段階、28日から施行

 シンガポールのリー・シェンロン首相は14日、新型コロナウイルス禍対策で、28日付で経済・社会活動を制限したサーキットブレーカー解除後の第3段階に進むとテレビ放送を通じ発表した。
 
 レジャー、社交では人の集まりを最多8人(現行5人)まで認める。観光施設は収容能力の65%(同50%)までの受け入れを当局に申請できる。ショッピングモールの客当たり床面積規制を8平方メートル(同10平方メートル)に引き下げる。
 
 礼拝場所での集まりは最多250人まで容認する。家庭で行う結婚式では最多8人の来訪者を認める。現在は主催世帯の家族を含め最多10人。楽器を使った生演奏を許可するが、吹奏楽器の使用は禁止する。
 
 公演・興行は室内および試験実施の屋外興行で最多250人の観客を認める。
 
 リー首相は「すべての住民の全面的協力があり感染予防措置がうまくいった。これまでの成果をわれわれは誇ることができる」と語った。地域社会での住民の感染はほぼゼロが続いている。
 
 しかし国境を閉鎖したままではシンガポールが国際ハブとしての地位を失う恐れがあり、生活基盤を破壊することにもなるため外国からの入国規制を緩和するが、これに伴い感染者の入国が増える可能性がある。このため感染拡大につながらないよう万全の措置を講じる。他人との距離確保などの規制を継続する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP行動制限解除後の第3段階、28日から施行