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経済

2020年12月7日

ジュロンのビッグボックスに幕、ビジネスパークに衣替え

 ウェアハウスストア(倉庫型の店舗)として2014年に建設された、シンガポール ジュロン・イーストの8階建てビッグボックスが増床・再開発され、ビジネスパークに衣替えする。
 
 不動産のペレニアル・リアル・エステート・ホールディングスを含む企業連合はビッグボックスを1億1,800万Sドル(約92億円)で買収し、さらに7,000万Sドル(約54億円)をかけ増床・改装し、「ペレニアル・ビジネス・シティー」の名称のビジネスパークとして運営する。ペレニアルの権益比率は51%。
 
 ペレニアルのクオック・クーンホン会長はパーム油大手ウィルマー・インターナショナルの会長兼最高経営責任者(CEO)で、個人会社を通じてもこの事業に出資している。
 
 再開発では延べ床面積を140万平方フィートから150万平方フィートに増床する。屋上には庭園と円形劇場を整備する。
 
 ビッグボックスを経営していた同名の会社は18年9月に任意清算手続きを開始。管財人が買い手を募っていた。
 
 第2の中央商業地区(CBD)として開発が推進されているジュロン湖地域に位置しており、ン・テンフォン総合病院、コミュニティー病院と直結している。
 
 ビジネスパーク需要は旺盛で、ペレニアルは情報通信技術、バイオ医科学、消費財関連企業の入居を見込んでいる。

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