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経済

2020年12月2日

サムスンエンジ、メタノール施設を10億ドルで受注

 韓国・サムスンエンジニアリングは11月30日、サラワク州の石油化学企業、サラワク・ペトケムと、ビントゥル地域での大型メタノールプラント施設の建設で協力合意書(LOI)を取り交わしたと発表した。受注額は約10億7,000万米ドル(約1,117億円)。1日当たりのメタノール生産量5,000トンのプラントの設計・調達・建設(EPC)事業を単独で推進し、2023年の完成を目指す。 
 
 同社は18年、概念設計を通じて同プロジェクトに参画し、昨年4月に基本設計を受注、11月には一部機材・資材の発注と初期工事などの業務を行っていた。EPCの受注によって、プラントの全過程に参画できることになる。同社は「今後も先行段階から受注する戦略を通じて、良質プロジェクトをさらに取り込んでいきたい」と表明した。
 
 今回の受注で同社の受注残高は17兆ウォン(約1兆6,000億円)に拡大した。10月末にはメキシコ国営石油会社のペメックスから石油精製プラントを約3,800億円で受注している。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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