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経済

2020年9月30日

第4四半期の企業景況感、前四半期から改善

 企業情報サービス大手の米ダン&ブラッドストリート(D&B)が発表した2020年第4四半期のマレーシア国内企業の景況感指数はマイナス12.83ポイントとなり、前四半期のマイナス13.33ポイントから0.50ポイント改善した。新型コロナウイルス流行の影響で大幅なマイナスが続いているものの、過去最低だった第2四半期を底に回復へと向かっている。国営ベルナマ通信などが伝えた。
 
 指数を構成する6項目はいずれもマイナス。ただ、「販売量」はマイナス16.67ポイント、「純利益」はマイナス20.63ポイント、「新規受注」はマイナス1.59ポイントなどと前四半期からマイナス幅を縮小した。業種別では建設と卸売りで悲観的な見方が強く、製造とサービスは改善した。
 
 D&Bは、ここ2ヵ月ほどの消費者信頼感の改善や生産活動の回復が、マレーシア経済の緩やかな回復を示していると指摘。ただ、新型コロナが世界経済に与える影響を考慮すると、景況感が今後も改善に向かうとは必ずしも言い切れないとしている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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