2020年9月30日
SIAが地上の機中で食事サービス、訓練センターツアーも
シンガポール航空(SIA)は、2階建て超大型旅客機A-380機中での食事サービス、訓練センター見学会、機内食の宅配を期間限定で行う。客とのつながりを保ち、またSIAとのブランドを再認識してもらうための苦肉の策だ。SIAは現在、わずかな便数しか運航していない。
SIAは先に、行き先のない、チャンギ空港を発ち同空港に着陸する短時間便の運航を計画したが、環境活動家から、無用な汚染をもたらすものとの批判を受け取りやめた。
これに代わるものとして2,000余りの案が市民からSIAに寄せられた。ゴー・チューンフォン最高経営責任者(CEO)は声明で「わが社に寄せられた熱情に元気をもらった」と感謝を表明した。
駐機しているA-380を利用したサービスでは10月24日と25日、機内をレストランに転用し、外国料理とプラナカン料理を提供する。12日から予約を受け付ける。
訓練センター見学会は11月21、22、28、29の各日で、パイロット、客室乗務員との交流がある。オプションではフライトシミュレーター体験も。受け付けは11月1日から。
SIA@ホームは自宅で機内食を体験、との内容で、ワインまたはシャンパン付きで、どのメニューにもサテーが付く。別料金でシェフを自宅に呼ぶこともできる。