シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP新車販売が回復、6月は今年最高の4.5万台

経済

2020年7月28日

新車販売が回復、6月は今年最高の4.5万台

 マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年6月の国内新車販売台数は、前年同月比5.1%増の4万4,695台だった。増加は4ヵ月ぶり。前月比では94.7%増と大幅に増えており、月間で20年に入って最高を記録した。新型コロナウイルス流行とその対策である活動制限令で3〜5月に大きく落ち込んだが、制限令が5月4日から「条件付き」に緩和され、6月半ばからは乗用車の販売サービス税(SST)が減免されたことで販売が上向いている。MAAは年間販売台数の見通しを47万台に上方修正した。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが7月24日付で伝えた。
 
 セグメント別にみると、乗用車は前年同月比6.3%増の4万944台、商用車は6.5%減の3,751台だった。生産台数は4万5,044台で、前年同月から21.5%増加。乗用車は24.4%増の4万3,405台、商用車は25.0%減の1,639台だった。
 
 上半期の全体の販売台数は前年同期比41.0%減の17万4,675台。乗用車は41.8%減の15万7,646台、商用車は38.4%減の1万5,683台だった。生産台数は41.7%減の16万6,049台で、乗用車は40.8%減の15万7,174台、商用車は53.7%減の8,875台だった。
 
 MAAは、政府が6月15日から年末にかけて乗用車のSSTを減免する決定を下したことで、販売が回復に向かっていると説明。7月の販売は6月を上回るとみている。こうした中で、20年の販売見通しを上方修正。新型コロナの影響を加味して4月時点では40万台とみていたが、今回は47万台へ17.5%引き上げた。ただそれでも前年の60万4,287台を22.2%下回る水準で、13年ぶりに50万台を割り込むとみている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP新車販売が回復、6月は今年最高の4.5万台