2020年7月23日
通信XOXに中国企業が接近、5G協業で
仮想移動体通信事業者(MVNO)のXOXは、中国の大手通信会社から第5世代(5G)通信事業の協業について打診を受けたことを明らかにした。ゴ・コック・ヘン社長が述べたもので、中国企業の社名は非公開。ただし中国の通信キャリア大手3社の1社で、5Gインフラの整備に共同で最大100億リンギ(約2,500億円)を投資する内容だったとしている。ニュー・ストレーツ・タイムズが7月20日付で伝えた。
ゴ社長は取材に対し、「正式な提案を待っている状況で、進展があったら発表する」とコメント。XOXとしても5G参入は進むべき分野だとしている。
中国の通信キャリア大手3社は中国移動(チャイナ・モバイル)、中国電信(チャイナ・テレコム)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)で、中国国内では5G網の整備に数十億米ドルを投資。関係筋によれば、これらの1社が今月中にもXOXに対して正式に協業を提案するとしている。
XOXは他社から移動通信インフラを借り受けて携帯電話サービスを提供。4月の報道によれば、加入数は200万件に上っている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)