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経済

2020年7月23日

6月CPIは1.9%低下、下げ幅が縮小

 マレーシア統計局は7月22日、2020年6月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)が119.1となり、前年同月から1.9%下落したと発表した。下げ幅は5月の2.9%から縮小。原油価格が4月を底として上昇に転じた影響が表れた。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数の上昇率は1.2%で、前月の1.1%からやや加速した。
 
 12品目のうちマイナスは4品目だけだった。下落幅が最大だったのは運輸でマイナス14.3%。ただ前月のマイナス20.8%からは下げ幅が縮小した。他は住居・水道光熱費がマイナス2.6%、衣類・履物がマイナス1.1%、家具・家庭用品がマイナス0.2%だった。一方、最も伸びが高かったのは雑貨の3.0%で、これに食品・非アルコール飲料と通信が1.6%で続いた。
 
 前月比の上昇率はプラスの1.0%。6品目がプラスで、最も伸びが高かったのは運輸の7.8%だった。一方、通信など3品目は横ばい。マイナスとなった3品目のうち、最も下げ幅が大きかったのはレストラン・ホテルのマイナス0.4%だった。
 
 1〜6月のCPIは前年同期比で0.8%下落。運輸(10.0%下落)と住居・水道光熱費(2.6%下落)、衣類・履物(1.1%下落)がマイナスで、雑貨(2.6%上昇)など残り9品目はプラスだった。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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