シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP6月の新築コンドミニアム販売戸数、前月の2倍に急増

経済

2020年7月16日

6月の新築コンドミニアム販売戸数、前月の2倍に急増

 6月の新築コンドミニアムの販売戸数は998戸と前月実績(486戸)の2倍に上った。前年同月比でも22%増という売れ行きだった。ショールームの営業禁止が解かれ、潜在需要が表面化した格好だ。売れ筋は手頃な価格のコンドミニアムで、全体の90%を占めた。
 
 6月は例年であれば学校が休みの期間で、家族で海外旅行に出かける例が多く、住宅販売は鈍る。しかし今年は社会活動を制限するサーキットブレーカーが4月から5月にかけ実施されたため、学校休みが5月に前倒しされ、6月に授業が再開された。
 
 販売戸数のうち169戸は外国人(永住者が120人、非永住者49人)の購入で、外国人の比率が上昇した。地域別では、489戸が郊外物件、430戸が中心部の外縁部の物件で、値が張る中心部の物件は79戸にとどまった。
 
 最も売れたのはタンピネス・レーンのコンドミニアムで、価格は1平方フィート当たり1,348Sドル(約10万円)。次いでジャラン・レンベンの住宅で同1,637Sドル(約12万5千円)。
 
 価格が200万Sドル(約1億5千万円)超の販売戸数は129戸で、1,000万Sドル(約7億6千万円)超の物件も2つあった。1戸は「ホーランド・ヒル」の12階の物件(床面積504平方メートル)で1,500万Sドル(約11億円)、もう1戸は「ブールバード88」の5階の物件(257平方メートル)で、1,020万Sドル(約7億8千万円)。

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