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経済

2020年7月9日

COE入札を再開、落札価格は前回以上に

 陸運庁(LTA)は8日、3カ月ぶりに新車購入権(COE)入札を実施した。落札価格は前回3月の価格を全て上回った。応札数は前回の2倍だった。
 
 新型ウイルスの感染拡大防止を目的に政府は、社会生活の維持に必須の産業部門以外の活動の停止を命じ、自動車販売店は販売活動停止とショールーム閉鎖を命じられたため、COE入札が4月から6月まで凍結された。
 
 8日の入札結果は、Aカテゴリー(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)のCOEが前回より7.4%高い3万3,520Sドル(約258万円)、Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)のCOEが19.6%高い3万5,889Sドル(約278万円)、どの4輪車の購入にも使えるオープンカテゴリーのCOEが7.7%高い3万4,989Sドル(約269万円)だった。商用車のCOEは11.4%高い2万4,502Sドル(約189万円)。
 
 日産車を扱うタンチョン・モーターのロン・リム営業部長によれば、販社は在庫一掃に躍起で、COE確保に動いたため落札価格が上昇したという。保管費用がかさむため3月より店頭価格を下げており、利益はほとんど出ないという。
 
 トヨタ車、スズキ車を販売するインチケープのウォン最高経営責任者やプライムのネオ会長は、この先COE落札価格は下落すると予想している。

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