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日系企業・社会

2020年7月9日

ディスカウント店のドン・キホーテ、店舗網開設は計画どおり

 ジュロンのジェム内店舗を1月に開設したディスカウントストアのドン・キホーテだが、次の店舗の開設準備に取り掛かっており、シンガポールでは2020年末までに10店舗体制にするとの目標達成に近づいた。
 
 現在は8店舗で、オーチャード・セントラルに開設した1号店は17年12月の開業だ。9号店の場所は明らかにしていないが、これまでは中心部と西部だったため、東部か北部と推測される。
 
 域内では、3月にタイに2号店を開設。香港では今週3号店の営業を開始しており、さらに2店の増設を計画している。
 
 ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)会長で創業者の安田隆夫氏はビジネス・タイムズの取材に対し、海外店舗網拡大は着実に進めると電子メールで回答した。
 
 安田氏によると、ウイルス感染の世界的拡大(パンデミック)が起こったものの、シンガポール、香港、タイ店舗では売り上げが伸びた。シンガポールでは住民への行動制限で客数は減ったものの客単価はパンデミック前の2倍になった。品不足の商品も出たという。現在の人気商品は、フルグラ(グラノーラの一種)、焼き芋、炙りサーモン寿司。
 
 現在、海外店は47店で、来年は香港以外に、マレーシア、台湾、グアム、マカオにも出店の予定だ。30年の連結売り上げ目標は3兆円で、2兆円は日本、1兆円は海外で上げるという。

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