東急建設、BIM設計のIESを買収

　東急建設は７月8日、ビルなどの構造物を3次元で表現する「BIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）」を用いて設備設計・構造設計を担うシンガポール企業、インドシン・エンジニアリング（IES）を買収すると発表した。施工でのBIM活用に向け、技術者を確保する狙い。また、日本国内や東急建設が事業展開する東南アジア各国で、IESの受注拡大を図る。
 
　全株式の取得について7日に合意した。IESは2015年設立。ベトナム子会社がエンジニア約80人を擁し、アジア・オセアニア地域を中心にBIMによる設備設計・構造設計サービスを提供している。豪州にも子会社を構えている。
 
　東急建設はBIM活用に向け17年に専門組織を立ち上げたが、技術者不足が課題にな

（提供：亜州ビジネスASEAN）