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経済

2020年7月7日

サラワク州に石化ハブ、ペトロナスが事業化調査

 サラワク州政府は、港町であるタンジュンキドゥロンに石油化学ハブを整備する方針だ。ジョハリ・トゥン・オペン州首相が明らかにしたもので、国営石油ペトロナスと共同で事業化調査を進めている。国営ベルナマ通信が7月2日付で伝えた。
 
 アンモニアや尿素の工場やガス液化プラントが集積するサマラジュ工業団地から近く、既存のガスパイプラインへのアクセスが良いタンジュンキドゥロンの432.2万㎡の敷地に、石油・ガスや石化製品の貯蔵や出し入れを行う中継地を整備。周辺の道路インフラも整備されており、深水港であるサマンジュ港から近いこともあり、この地を選んだ。
 
 現在は事業化調査を進めており、関係者によれば、投資や建設に関心のある企業も現れている。実現すれば7万4,000人の雇用が生まれ、サラワク州経済に年160億リンギ〜200億リンギ(約4,018億〜5,022億円)の経済効果をもたらすとみられている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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