MARiiとプロトン、車部品の開発センター開所

　貿易産業省傘下のマレーシア自動車・ロボティクス・IoT研究所（MARii）は7月3日、国産車メーカーのプロトンと共同で、自動車や移動通信機器の部品開発を行う研究所を首都圏のサイバージャヤに開設した。
 
　名称は「MARiiシミュレーション分析センター（MARSAC）」で、MARii本部の建物内に設置した。高負荷がかかる自動車や部品のシミュレーションを行うための基盤を整備。MARiiが持つシミュレーション技術を使って最新技術を使う部品や部品製造のコスト最適化を研究するほか、人材育成も進める。
 
　まずはMARiiとプロトンの専門家が部品メーカー10社の技術者らと研究を始めた。将来は参加企業を30社に増やす意向。国内には自動車部品メーカーが641社あり、このうちの4社に1社が競争力を高めるための独自開発が必要とされている。

（提供：亜州ビジネスASEAN）