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経済

2020年6月11日

新車販売予想を10%上方修正、減免税受け=MIDF

 マレーシア産業開発金融(MIDF)系のシンクタンクであるMIDFリサーチは、2020年の国内新車販売台数の予想を9.9%引き上げて55万4,433台とした。政府が6月半ばから年末にかけて乗用車の販売サービス税(SST)を減免する決定を下したことで、販売が回復するとみている。国営ベルナマ通信が6月9日付で伝えた。
 
 MIDFリサーチは当初、20年の販売予想を58万1,367台としていたが、新型コロナウイルス流行と、その対策である活動制限令を受けて4月に50万4580台へ下方修正。ただSST減免が決まったことから、上方修正した。前年比では8.3%減になるとみている。
 
 MIDFリサーチは、18年6〜8月のタックスホリデー(免税措置期間)に1カ月当たり約2万1,000台販売が伸びたと説明。今回は経済状況やタックスホリデーの期間を考慮し、1カ月当たり約7,800台の上乗せ効果が期待できるとしている。
 
 なお乗用車のSST減免は6月15日から今年末まで適用。国内で組立生産した車両については100%免除、輸入完成車(CBU)については50%減額する。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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