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金融

2020年5月29日

信用リスク判断でのAIの適切な利用、金融庁が銀行と協議

 シンガポール金融管理庁(MAS)は人工知能(AI)とデータ分析の適切な利用を金融機関において促進するための枠組み協議を銀行と開始した。銀行が枠組みを活用するための方法、オープンソースコードを文書にした白書を年末までに公表する。
 
 MASによると、顧客の信用リスクを判断する際、また売り込む商品を決める際、大量のデータを分析する技術を採用する銀行が増えている。
 
 このため客の信用リスクを判断する際、システムの仕組み上、不利な立場に置かれる客が出ることのないようにすることが必要だ。商品の売り込みもデジタル化、自動化が進んでおり、銀行にとり配慮が必要な領域だという。
 
 協議グループは25人構成で、大華銀行(UOB)、DBS、スタンダード・チャータード、シティ・シンガポール、アマゾンウェブサービスが委員を送り込んでいる。

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