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社会

2020年5月27日

パークソン百貨店の中国事業、第1四半期は既存店45%減収

 マレーシア系の百貨店チェーン中国大手、百盛商業集団(パークソン・リテール)は5月21日、2020年第1四半期(1〜3月)の業績を発表し、純損失が前年同期の11万人民元(約166万円)から1億4,669万人民元(約22万円)に拡大したと報告した。売上高は36.4%減の8億876万人民元(約122億円)に下向いている。
 

 新型コロナウイルスの感染拡大が逆風。中国各地で移動制限、外出規制などの措置が実施され、客足に大きな影響が出た。既存店売上高は44.9%減と大幅に縮小している。営業費用も24.7%減少したが、売り上げの落ち込みをカバーできず、営業損益は3億1,800万人民元(約48億円)の赤字に転落した。前年は16億2,300万人民元(約245億円)の黒字。
 
 百盛商業はマレーシア・ライオングループ(華人系の金獅集団)の中国小売部門。百貨店「百盛(パークソン)」を主力とするが、近年はショッピングモール「百盛優客城市広場(パークソン・ニューコア・シティモール)」「金獅広場(ライオンモール)」も展開するなど業態を多角化。20年3月末現在、全国28都市で43店舗を経営する(スーパーマーケットなどを含む)。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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