2020年5月21日
ナショナルデー・パレード、参加人数を制限し分散実施
国軍が中心となって行う、建国記念日(8月9日)を祝うナショナルデー・パレード(NDP)はコロナウイルス指針を順守する必要から分散方式を採用し、参加人数も制限してソーシャル・ディスタンシングを確保する。運営委員長のフレデリック・チュー准将(第3師団司令官)が20日発表した。
パレードは朝と夕方の2回に分ける。朝の部では首相演説を放映し、参加人数を200人(通例は1,800人)に絞ったパレードを中心街の広場「パダン」で、大統領の臨席を得て行う。
国歌とともに国旗掲揚を各地で行い、空軍戦闘機は島上空を巡行する。落下傘部隊による降下も複数地点で行う。戦車など国軍機動部隊は公営団地など一般国民の居住地を巡行する。見物の際、住民が集団を形成することのないよう図る。
夕刻の部ではブオナ・ビスタのスター・パフォーミングアート・センターで映写、パフォーマンスを行う。パレードの締めくくりとして10カ所余りで花火を打ち上げる。パフォーマンスは100人未満(昨年は2,600人)で行う。内務省、国軍、国軍音楽演劇部の職員が中心になる。