2020年5月20日
マレーシアのタンチョン、中国MG車を販売へ
マレーシアの自動車組み立て・販売大手タンチョン・モーター・ホールディングスは5月18日、ベトナム国内で「MG」ブランド車の独占販売権を取得したと発表した。契約に基づき、MG車の販売とアフターサービス、部品販売を手がける。
MGはもともと英国ブランドだったが、現在は中国自動車最大手の上海汽車集団(SAICモーター)の傘下にあり、タンチョンのベトナム現地法人がSAIC側と契約を交わした。タンチョンは中部ダナン市に工場を構え、日産自動車の乗用車や中国バス大手、厦門金竜連合汽車工業のバスを組み立てている。
なおベトナムネットは先に、新型コロナウイルス終息後に中国製の自動車がベトナムに大量に流入すると業界関係者の話として報じている。ベトナム政府は昨年10月、搭載されたカーナビが示す地図の国境線が不適切だとして中国車の輸入を禁止したが、業界関係者は、中国メーカーが問題を解決すると予想。車両検査が簡素化されたことも手伝って、新型コロナ終息後には多くの中国車が流入するとみている。
(提供:亜州ビジネスASEA亜州ビジネスASEAN)