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経済

2020年5月18日

4月の新築住宅販売戸数は減減、しかし高級住宅販売は堅調

 都市再開発庁(URA)の統計によると、4月の新築住宅(コンドミニアム)販売戸数は277戸で、前月比で58%、前年同月比で62%の大幅減だった。ウイルス感染拡大を防止するための、外出を制限した「サーキットブレーカー」が影響した。しかし高額物件の販売は堅調だった。地域別では中心街の物件が全体の36.8%(前月は6.8%)を占めた。
 
 URAが2007年6月に統計を取り始めて以降の最少は、米国発の金融危機があった09年1月で108戸。前年の10月から3カ月連続で200戸を下回った。
 
 民間要素を取り入れた公営住宅(エグゼクティブ・コンドミニアム)を含めた4月の販売戸数は293戸で、うち65.5%に当たる192戸はサーキットブレーカーが導入された7日以前の取引だった。
 
 価格が500万Sドル(約3億7千万円)超の成約は5戸で、不動産仲介のオレンジティー・アンド・ティエによると、3戸は国民、2戸はインドネシア人が購入した。
 
 最高額だったのは「15ホーランド・ヒル」の住宅で1,380万Sドル(約10億円)だった。「ブールバード88」の2戸はそれぞれ1,030万Sドル(約7億7千万円)で売却された。ほかに「バン・ホーランド」、「ミッドタウン・ベイ」、「コパー・アット・ニュートン」で高額物件取引があった。

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