シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP経済維持に必要な部門から再開を許可、空港は第4ターミナルを閉鎖

政治

2020年5月13日

経済維持に必要な部門から再開を許可、空港は第4ターミナルを閉鎖

 ガン・キムヨン保健相は12日の会見で、他人と距離を置くセーフ・ディスタンシングがウイルス感染拡大の抑制に役立ったとして、6月1日までにすべてが順調に進めば行動制限を緩和すると表明した。しかし感染の第2波の発生を起こさないためにも、緩和は慎重に行うという。
 
 社会活動を制限する「サーキットブレーカー」の施行は6月1日までで、まず経済の維持に必要な部門から業務再開を認める。詳細は来週発表する。サーキットブレーカー解除後、感染者数が増加しなければ経済回復のための思い切った措置を講じるが、感染者が増加した場合、サーキットブレーカーで採用した措置の一部を再導入せざるを得なくなるため、セーフ・ディスタンシングの措置のいくつかを6月1日以降も継続するという。
 
 所帯を別にする家族の訪問(子ども世帯による親世帯の訪問など)を許可するかについて、ローレンス・ウォン国家開発相は「家族に直に会いたいとの気持ちは理解するが、ウイルスに弱い高齢者との交流になるため慎重にならざるを得ない」と当分認めない方針を示した。
 
 チャンギ空港では第4ターミナルが16日から運用を停止する。この結果、稼働しているターミナルは第1と第3だけになる。キャセイパシフィック航空、大韓航空は第1ターミナルに業務を移管する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP経済維持に必要な部門から再開を許可、空港は第4ターミナルを閉鎖