活動制限令を延長、6月9日まで

　ムヒディン首相は5月10日、新型コロナウイルスの抑制対策として発令されている現行の条件付き活動制限令を6月9日まで4週間延長すると発表した。延長は4回目となった。3月18日に始まった活動制限令は5月4日より「条件付き」に緩和され、大部分の経済活動の再開が認められているが、ムヒディン首相は「われわれの努力は完全には成功しておらず、現時点ではさらなる措置が必要」との認識を示した。ザ・エッジ・マーケッツが報じた。
 
　首相は、新たな延長期間では、同じ州内に住む近隣住民や家族の集まりが最大20人を上限に許可されると発言。州間移動については、仕事の都合で異なる州に居住している夫妻に例外が認められると語った。
 
　6月9日までにはイスラム教の断食明け大祭や、収穫祭などの祝祭イベントが控えているが、人々の州間移動は引き続き禁止する。首相は国民に状況が改善するまでの忍耐を呼び掛けるとともに、祝祭期間中、他人との社会的距離を保つことやマスクの着用、手指の消毒などを行うよう求めた。

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