2020年5月8日
3月の新車販売、6割減の2.2万台
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年3月の国内新車販売台数は、前年同月比59.0%減、前月比44.4%減の2万2,478台だった。新型コロナウイルス対策で3月18日から全国的に活動制限措置がとられていることが影響した。ポールタンが4月29日付で伝えた。
セグメント別にみると、乗用車は前年同月比59.6%減、前月比44.8%減の2万260台。商用車はそれぞれ52.6%減、40.1%減の2,218台だった。1〜3月の販売台数は前年同期比26.2%減の10万5,533台。乗用車は26.7%減の9万6,155台、商用車は21.2%減の9,418台だった。
一方、3月の生産台数はまだ発表されていないもよう。ただ活動制限に伴い、同月18日から生産は停止されている。
MAAは、活動制限措置の影響で4月の販売がゼロになると説明。活動制限の期間はこれまで3度延長され、5月12日まで続くことになっている。
19年の新車販売は前年比1.0%増の60万4287台。国内経済と雇用情勢が安定する中、メーカーによる新モデル投入や販促活動が奏功し、16年以降では最高を記録した。MAAは20年の新車販売が前年比0.4%増の60万7,000台になると予想しているが、これは新型コロナの影響を加味していない。