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政治

2020年5月5日

「サーキットブレーカー」終了後に向けて、一部ビジネスは再開許可

 政府は、社会での感染者が1日1桁台まで減少していないため、サーキットブレーカーの4週間延長を発表しているが、感染者数は減少傾向にあるため、制限を一部緩和する。ウイルス対策特別班のウォン共同委員長は5月2日、「緩和は注意深く行う」と述べた。
 
 本日(5月5日)からは、痛み緩和を目的とした漢方に基づく針治療、漢方薬の特定場所での小売りが許可される。コンドミニアム・民間住宅敷地内での運動、犬との散歩も可能に。しかし団体でのウオーキングや、遊び場、プール、ジムなどスポーツ・娯楽施設の利用は引き続き禁止。コンドミニアム管理組合は警備員を監視官に指名し、敷地の適切な利用の監視を委託できる。
 
 5月12日から許可されるのは、◇食品(菓子、軽食、デザート)販売業でのテイクアウト・出前サービス◇食物の製造と現場での調理◇理容室・美容室の営業(散髪に限定)◇クリーニング業◇ペット関連品の小売り――など。
 

MRT利用、公園でのジョギングに任意のQRコードチェック

 保健省は公園でジョギングする人、MRT(地下鉄・高架鉄道)を利用する人に、入場の際QRコードをスマホでスキャンすることを奨励すると発表した。接触者追跡を容易にするためだという。スマホを持たない高齢者や子ども向けのソリューションも開発中だ。
 
 ショッピングモールやスーパーマーケットなどにはすでに、従業員、客の入出店を記録できる「セーフエントリー」の設置を義務付けている。

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