2020年4月28日
スタートアップ、国営企業などから続々と資金調達
コロナウイルス騒動で投資家の動きも鈍る中に、スタートアップによる資金調達が相次いでいる。
薬品流通マーケットプレースthuocsi.vnをベトナムで運営するバイメド(本社:シンガポール)は250万米ドル(約2億6千万円)の資金を調達した。米セコイア・キャピタルを母体とするアクセラレータプログラムの「サージ」が調達を先導。日本のベンチャーキャピタル、ジェネシア・ベンチャーズのファンドも出資した。6カ月間で納入先は3.5倍に増え、現在はベトナム全土の7,000余りの薬局、病院、診療所に薬品を卸している。
大豆など植物から肉もどき食品を作るグロースウエル・グループは、シンガポール国営投資会社のテマセクなどから800万米ドル(約8億5千万円)を調達した。新製品開発でイスラエル企業と提携する。ほかの出資者には、シンガポール・テレコム、DBS会長などを歴任したエンジェル投資家のコー・ブーンフィー氏が含まれる。
シンガポール経済開発庁(EDB)の投資部門子会社など複数社から2億米ドル(約210億円)を調達したのはバイオテクノロジーのイレースカ。
物流のムーバズは700万米ドル(約7億5千万円)を調達した。出資者は中国のクエスト・ベンチャーズおよびシンガポール国営SGイノベートとYCHグループの社内ベンチャーキャピタル。